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矢吹町の伸和建設(株)(橋本秀也社長)は、リサイクル、リユース、リデュースのほか和を伸ばすリングを旨とする同社R事業部運営の一環として18年4月から矢吹町健康センター(木船三朗所長)の指定管理者を請け負っており、集客などの魅力向上に向けたサービス開発に取り組んでいる。
同センターの指定管理者は公募により公開ヒアリングなどを経て行われ、事業計画や保守管理計画、利用促進に向けた提案、経費節減や収益向上の方策など16項目について協議された結果、特に「施設の利活用促進のための目標と計画内容およびその他新規・魅力的な提案」「経費節減および収益向上の方策」の項目、また展望ある魅力的な企画に加え、自社のみならず町内の各種団体等との地域連携・協力体制を構築しながら進もうとする計画であることなどで同社が支持を集めた。
同センターは八幡町の老人福祉センター(RC造865.66 )、あゆり温泉(RC造905.86 )、屋内ゲートボール場(S造563 )、温水プール(RC造1,002.75 )等の施設で、このうちあゆり温泉は年間約16万人、温水プールは年間8万人の利用がある。委託期間は21年3月末までの3年間。3年間の指定管理料総額は6,679万2,000円以下。
19年7月までの取り組みでは、リラクゼーションやエステルーム、地場産品ショップ、トレーニングジムの開設、営業時間の延長や子どもの日の無料開放などの住民サービスの拡充、また特産品として温泉卵「あゆり姫」、米製麺「あゆり麺」、あゆりの古代米、ソフトクリームの開発販売を手がけている。
橋本社長は「地域の皆さんに協力してもらいながら、町を活気付けるためのいろいろな事業にチャレンジし、今後も施設の利活用促進のための新規・魅力的な提案や町内外の各種団体との地域連携・協力体制の構築をして、地域に貢献し評価され、愛される施設にしたい」と述べている。
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写真は矢吹町健康センター |
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