(株)三立エンタープライズを設立、~建設資材販売等に拡大~

三立土建(株)
南会津郡下郷町大字湯野上字沼袋乙843
(TEL 0241-68-2301)
 三立土建(株)(浅沼秀俊社長)は、建設資材の販売で福島県の建設業新分野進出認定を受けた。

写真は浅沼秀俊社長
(写真は浅沼秀俊社長)
 平成12年3月に自社向け機械リースを主に行う(株)三立エンタープライズを設立した。平成17年2月に資材販売会社での営業経験者を雇用したことにより、福島県、下郷町、会津若松市、南会津町、檜枝岐村等の官公庁に物品販売の有資格者登録を行い、民間企業と官公庁に対して建設資材の販売に参入した。
 三立エンタープライズの事業は、〔1〕建設機械のリース及び販売、〔2〕生コンクリート及び骨材の生産プラントのリース、〔3〕自動車のリース及び販売、〔4〕事務用品機器及び情報処理機器のリース及び販売、〔5〕不動産の賃貸事業、〔6〕有価証券の売買事業、〔7〕建設資材の販売、〔8〕土木・建築工事の企画、測量、設計、監理-等の業務。
 建設資材で主に取り扱っているものは、石材、セメント、鋼材、油脂、凍結防止剤(塩化カルシウム、塩化マグネシウム)など。

 
 建設資材の販売を担当する大竹隆男氏=写真上=は、「新分野に進出後、それなりに利益は確保できているが、現在は不況のため、売掛金等の回収に不安要素がある。また、公共事業の削減により資材使用量も減少してきており、官庁、民間を含めて売上げの減少による企業経営の逼迫が心配」と語る。今後の展望としては、「建設業のコスト削減ができるような新商品の紹介、販売を積極的に進めていきたい。そのためには、行政機関も新工法、新商品を積極的に採用するなどしてほしい」と望んでいる。
 浅沼社長は、「三立エンタープライズは当初、三立土建の機械リースなど資産運用会社として設立したが、建設機械も保有からリースが多くなり、商社経験の社員の採用によって建設資材会社に変更していった。以前、光触媒工法にも取り組んだが、元請企業がなくなり継続できなくなった。これからも新しい建設資材や工法に積極的にトライして、建設業の発展に寄与していきたい」と抱負を語っている。
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