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最新システムのフルスペック型駐車場
郡山駅西口立体駐車場「161パーキング」を運営
郡山市 金田建設(株)
(TEL 024-922-3995)
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金田建設(金田岩光社長)は、平成21年7月から郡山駅西口に立体駐車場「161パーキング」を運営している。
鉄骨造5階建てで、県内初となる車番認証システムを導入、157台分を駐車可能な広い駐車スペース、万全のセキュリティー、利用しやすい料金設定などが特徴の、利用者の利便性を追求した、いわゆるフルスペック型駐車場となっている。
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立体駐車場「161パーキング」 |
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運転の苦手な人や初心者にとっては、止めやすさが重要なポイントとなる。駐車場の法的な車幅は2.3mで、一般的には2.5mが多いとされているが、同駐車場では全駐車スペースの約8割で2.7mを確保、さらに車路幅を約6mと通常駐車場と比べて余裕をもたせている。2.7mの車幅は、中型車までの場合、扉を全開にしても隣の車に接触することはない。特にフロア全体を緩やかな傾斜とする連続傾床式の立体駐車場では、ドアロック解除の際、自然にドアがオープンし、隣の車に傷を付けてしまう、逆に傷つけられてしまうケースもあり得る。当たらない幅を確保することにより、トラブルの発生を防ぐことが可能となり、これまで傾床式に抵抗を感じていたドライバーにとっても利用しやすいものとなっている。
また、駅前という立地上、買い物客の利用が多い。特に、小さな子ども連れの母親にとって、ベビーカーの積み下ろしは大変なもの。通常の駐車場では、ベビーカーを一旦、車路に置いた後に子どもを抱いて乗せることが多いが、この駐車場は、車の隣に置いた上で乗せることが可能であり、車路での事故発生リスクも少ない。
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余裕を持たせた駐車スペース |
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県内初となる、最新の「車番認証システム」も導入した。これは、ナンバーを読み込んで事前清算することで、ゲートが自動的に開く、ETCのようなシステム。事前清算システムを導入している駐車場は多くあるが、清算済みの駐車券が発券されるのみで、ゲートで一旦停車し駐車券を挿入しなければならない。この駐車場ではその行為が省略されるため、よりスムーズな出庫が可能となる。快適性はもちろん、左ハンドル車にとっては非常に利用価値が高い。
場内には防犯カメラ32台を設置、大手警備会社と提携のもと万全のセキュリティーとなっているほか、照明には十分な配慮がなされている。一般的な立体駐車場は高層階ほど暗いというイメージで、特に女性は駐車を敬遠しがちだが、内外部とも明るさを確保することにより、これまでに窃盗、傷付けなどの報告は1件もない。
万が一に備え、AED設置による救急救命対策も万全。今では多くの施設に設置されているAEDだが、同駐車場には運営当初から設置されている。駐車場併設型の店舗内に設置されているケースはあったが、駐車場単独の建物に設置されているケースは当時ほとんどなく、同駐車場は半外に設置し、24時間使用できる状態にするという初の試みを実施。AED使用の講習を受講した管理人を配置することで、有事の際には率先して対応できるような体制を整えている。
駅前という立地条件、最新のシステムでありながら、利用しやすい料金を設定している。定額料の設定のほか、法人割引、プリペイドカード、ホテル・店舗など提携先で多くの特典がある。また、福島県おもいやり駐車場利用制度への登録、駐車スペースの車幅別色分けなどの配慮もある。
計画段階では161台分の駐車スペースを予定し、名称を「161パーキング」としたものの、車幅をはじめ、あらゆる面で利用者の求める駐車場を追求した結果、157台分になったと話す。
郡山駅前では、駐車場の絶対数が少なく、その多くを月極が占めていることから、時間貸し駐車場の設置は利用者にとってありがたい存在となっており、街の活性化にも貢献している。
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