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防犯から防災の視点で
「あぶないぞマップ」を作成
県建設業協会青年部
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県建設業協会青年部(渡部寛規会長)は、防犯から防災という観点で「安全・安心通学路確保のためのマニュアル・あぶないぞマップ」を作成し、モデル校の謹教小学校児童らにプレゼントした。21年3月13日に会津若松市役所を訪れ、星憲隆教育長らに地図500部を手渡した。
東北建設青年会の社会貢献事業として、平成18年から各県の警察や教育委員会などと連携して展開している防犯活動「子供110番パトロール」の一環。19年度は、クイズ方式によるテレビ番組「こう逃げる!こう守る!こども110番」を東北各県のテレビ朝日系列で放映。防犯の教材として活用してもらえるようDVDを作成し、県内の小学校や教育関係機関に配布した。20年度はこの活動をさらにバージョンアップ。会津若松市山鹿町の謹教小学校をモデル校として、通学路の危険個所などを調べ、歩道の段差や道路わきの堀にフタがないなど、児童目線にも立って「もしや事故に」という危険個所をA2判のフルカラーで地図にまとめた。
贈呈式には渡部会長と近藤克成(近藤組社長)、金子保彦(金子建設社長)、須藤研二(武田土建工業専務)の各理事、建設業協会の紺野毅氏が同行した。渡部会長が「日常、道路の維持管理もする企業として、防災の観点から通学路を検証した。子育てをした経験も加味し、子どもたちや学校への一つのヒントにできれば」とあいさつ。各理事らも「地図に書き込みするなど柔軟に活用することで、子どもたちが自分のものにしていければ、さらに成果が期待できる」と説明した。
最近のゲリラ豪雨など気象条件の変動もあり、地図に目を通した星教育長は「学校や保護者が気付かない部分がここにまとまっている。地図は全児童に行き渡るので、子どもたち一人ひとりの反応にも注目したい」などと話した。
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■全建の中央行事で発表■ |
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県建設業協会青年部による「安全・安心通学路確保のためのマニュアル・あぶないぞマップ」作成の取り組みが、全国建設業協会(全建)の「建設業社会貢献活動推進月間中央行事」で表彰を受けた。
全建では、7月を建設業社会貢献活動推進月間とし、各都道府県建設業協会や会員企業と連携しながら、中央行事の開催や広報パンフレットの作成・配布などを通じて、地域の建設業界が実践している幅広い社会貢献活動を広くPRしている。今年度は、地域で防災支援活動に従事する22協会・支部のほか、社会福祉活動に取り組む29社の会員企業に表彰状と記念品を贈った。
社会貢献活動の事例発表では、表彰事例の中から県建設業協会青年部の菊地一樹会長(21年6月就任)が、地元小学校の通学路の危険個所を調査し、「防犯・防災ハザードマップ」にまとめた活動の内容について報告したほか、集中豪雨災害で応急復旧活動にあたった金沢建設業協会、河川の草刈り・清掃活動や独居老人宅の除雪ボランティア活動などに取り組む宮脇大木建設(北海道岩見沢市)が、それぞれの活動内容を発表した。
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完成したあぶないぞマップ |
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会津若松市に地図を手渡す渡部会長ら |
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