市の各種行事等に積極参加

須賀川市建設業者協議会
県建設業協会須賀川支部
 須賀川市は、8月に開催される釈迦堂川の花火大会、11月の松明あかしなどの大規模イベントをはじめ、春には観光名所である牡丹園が開園し、通年に渡り観光客で賑わう。
 花火大会などは、市と市民団体の連携による市民参加型の運営となっており、建設業界からは須賀川市建設業者協議会(松本新司会長)が実施主体となり、県建設業協会須賀川支部(赤羽隆支部長)と連携を図りながら、イベント前の道路清掃、終了後の清掃、大会への参加、協賛、円滑な運営への協力など、建設業者ならではの特性を活かしながら、年間を通しあらゆる面で市の観光、行事に貢献している。
■年度始め、道の日に道路清掃
 年度始めには、支部及び協議会の会員全社、須賀川市、県須賀川土木事務所の職員ら計200名が参加し、管内の国道118号をはじめとする幹線道路、市道23路線等の道路清掃活動を実施している。
 これは、新学期の始まりにあたり、管内の児童・生徒の安全な通学と、須賀川市の観光名所である牡丹園の開園が4月半ばに控えていることから、県内はもとより他県からの来訪者が気持ち良く観光でき、須賀川市や周辺町村の良さを感じてもらおうと20数年来続く恒例行事となっている。
 参加者は会社ごとの班に分かれ、支部会員は県道、協議会会員は市道を担当し、長沼喜久田線、郡山矢吹線などの県道、市道合わせて約40kmにわたり、空き缶、吸い殻などのゴミ拾いやデリネ―ター清掃、ガードレール、カーブミラー、標識の曲りの修正、見通しの悪いカーブ等の枝払い及び除草に汗を流している。
 また、お盆休みを控えた8月の「道の日」にも同様に管内の道路清掃を実施、帰省者、観光客への配慮、お盆明けに行われる釈迦堂川花火大会での見物客へのきれいな須賀川市のアピールに一役買っている。

<年度始めの道路清掃風景>
<道の日に伴う道路清掃出発式の模様>
<年度始めの道路清掃風景><道の日に伴う    
  道路清掃出発式の模様>


■釈迦堂川花火大会への協力
 須賀川市では毎年、お盆明け最初の土曜日に釈迦堂川全国花火大会を開催する=下写真。

 


 全国の花火師による競演、二尺玉、特大スターマイン、ナイヤガラなど、県内外から約30万人もの見物客が訪れる県内でも最大規模を誇る花火大会。  この大会も建設業者協議会、須賀川支部が協力している。大会当日は、市民ボランティアと合同でガードマン、交通誘導を行うなど、大会の円滑な運営と見物客の安全確保のため、会員全社を挙げて裏方役に徹している。
 また、大会の翌日には会員約50名が朝6時に集合し、釈迦堂川や阿武隈川両岸の堤防、中宿橋などのビューポイント、打ち上げ場所などの清掃を行っている。特に、打ち上げ箇所となる釈迦堂川と阿武隈川合流地点の市民スポーツ広場周辺には、約1万発もの打ち上げがあることで花火の殻が多く散乱しており、それらを中心に回収している。打ち上げの殻だけでトラック約2台分にもなるという。
 清掃活動時には市長も激励に訪れるなど、感謝の意を表している。
■松明あかしへの参加
 毎年11月には、須賀川市の伝統行事として約400年も続く、松明あかしが行われる=下写真。

 


 これは、須賀川城が天正18年に伊達政宗に攻撃され落城、この戦により命を落とした多くの人々の霊を弔うための行事。当日は長さ10m、約3tもある大松明を約150人が担いで闊歩するほか、二階堂神社で奉られた御神火を持った参加者が市内を一巡したあと、会場となる翠ヶ丘公園内の五老山へ向かう。山頂では大松明や須賀川城と武者を模した松明に火がつけられる。約13万人もの見物客が訪れるなど、花火大会と並び須賀川の2大イベントのひとつ。
 実行委員会が約50団体もの市民団体からなるなど、市民総参加による祭りで、参加者は甲冑を身にまとい、北町の神社から五郎山までの約2kmを練り歩く。
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