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建設業者が結集し、社会貢献等
郡山市 こおりやま建設協会
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こおりやま建設協会は、会員企業の技術力向上を図るとともに、建設業という専門分野を活かした社会奉仕活動、地域安全活動などを通して、市民が安全・安心に生活できるまちづくりに寄与することを目的として、平成20年度に郡山市の建設業者38社が結集し、設立した。
設立間もない平成20年8月には、郡山市と災害時における応急対策業務の支援に関する協定を締結。協定には、大規模な地震、風水害などが発生した際、市が管理する道路、河川などの公共土木施設が被災または被災するおそれがある際の応急対策、被害の拡大防止、被災施設の早期復旧を図るため労力・資機材の確保による支援などが盛り込まれている。
奉仕活動としては、郡山市が「こどもの日」に開成山公園を中心に開催しているこどもまつりを支援。公園内の自由の広場には、市民から寄付された多数のこいのぼりを掲揚するため、4月下旬に園児らとともに行う掲揚式を前に、支柱の設置に取り掛かる。約50本の丸太支柱、矢車、滑車、ロープなどを設置し、連休明けには支柱の撤去作業を行うほか、公園内の清掃を実施している=写真左下。
7月の河川愛護月間に実施される河川クリーンアップ作戦では、会員がトラックを持ち込み、集められたゴミの回収役として協力。8月の道の日道路美化作業にも県建設業協会郡山支部とともに参加している。秋には、市が管理する河川の草刈り奉仕も行っている=写真右上。
また、市の総合防災訓練の準備に協力しているほか、平成22年度に郡山市で開催された緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練では、訓練施設の設置・撤去に協力した=写真下。
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訓練施設は、技術委員会(高橋孝行委員長)が中心となり、土木・建築両部門で構成する委員15社が高層建物1棟、倒壊建物1棟、崩落陸橋1橋、木造倒壊建物3棟、法面崩壊高速道路、土砂崩れビル、座屈ビルなどを設置した。訓練は、防災関係機関、医療機関など約200団体から約700名が参加。多くの参観者が見守る中、中通り地方で震度6強の地震が発生し、建物、道路崩壊などの被害を受けたことを想定して行われた。緊迫した状況で訓練が行われる中、協会では、設置した施設それぞれに担当者を配置し、万が一に備えた。
なお、技術面では、市の職員を講師に招いた勉強会を適時開催、市発注工事の円滑な施工のため、書類関係・施工上の問題点など、発注者側と積極的に意見を交換している。
設立当初38社だった会員は、平成22年度現在47社まで増え、社会貢献活動など協会活動もさらに積極的に推進する方針。 |
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