市町村対抗駅伝を側面支援
~ふくしま駅伝コースを清掃~


矢吹町 矢吹町建設協力会
 矢吹町建設協力会(高田和良会長)は、土木、建築、電気、設備業者など町内の建設業者23社で構成、毎年11月に開催される「ふくしま駅伝」を前に、コースの清掃奉仕活動を行っている。
 ふくしま駅伝は、平成元年から続く伝統の大会で、スタート地点の白河総合運動公園から、ゴールの福島県庁まで96.5km区間を16区に分けて競われる市町村対抗県縦断駅伝。矢吹町では、泉崎村のさつき公園から矢吹町役場までの3区5.8km及び矢吹町役場から鏡石町の鳥見山陸上競技場までの4区7.3kmのうち、第3中継所となる矢吹町役場を中心とした6.7km区間が町内コースにあたる。
 清掃奉仕活動は、選手はもとより、町内外からかけつける応援者をきれいな環境で迎えるため、平成8年の同会発足当時から、大会の約1週間前に実施している恒例の活動。
 平成23年の大会では、会員各社から約40名が参加。矢吹町役場前で行われた出発式では、野﨑吉郎町長が長年の活動に対して感謝の意を示した。
 作業は、6.7km区間を6工区に分けて行い、応援場所となる沿道の伸びた雑草をきれいに除去し、観客の安全確保に努めているほか、季節がら歩道を覆いつくした落ち葉などの掃き掃除、空き缶、吸殻などのゴミ拾いに汗を流し、大会の成功を祈っている。

除草やゴミ拾いに汗を流す会員ら
 
 協力会では、駅伝コース清掃以外にも町のクリーンアップ作戦やイベントへの参加など、年間を通じて住みよいまちづくりと町のイメージアップに建設業者ならではの協力を惜しまない。
 4月はじめに行われる町のクリーンアップ作戦には、運搬車両の提供を含め、集められたゴミの収集係として協力する。7月の河川愛護月間には、町の河川愛護団体である「こうすっぺ西側イメージアップ作戦」(冨永創造会長)と合同で隈戸川クリーンアップ作戦を展開し、隈戸川の河川敷や道路沿いなどの除草を行う。10月には、文化センターなどを会場に、町内外の農・商工業者による展示ブースや各種イベントで盛り上がる町の産業祭「ぎょうさん祭」に参加する。ミニバックホウなど小型重機の試乗体験コーナーを設け、毎年多くの子ども達で賑わう人気コーナーとなっている。
 高田会長は「日頃お世話になっている町に少しでも恩返し出来るよう、これからもさまざまな形で協力していきたい」と話している。

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