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仮設住宅に避難住民の笑顔 サポート拠点に門松寄贈
郡山市 (株)
(TEL 024-944-1325)
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(株)(郡山市石渕町1の9、 正弘社長)は、地域貢献活動の一環として県内各地の県応急仮設住宅の地域高齢者サポート拠点24カ所にボランティアで48柱(24対)の「門松」を寄贈し、住民らに、同じ福島県民として励ましの気持ちを伝えた。
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門松は吉方位から福をもたらすとされ、今回贈呈したのは高さ180cm、幅60cm、重さ約50kgで、缶にワラを巻き、祝いのしめ縄をくくり、竹と松をさした本格的なもの。
東日本大震災の発生から約10カ月後に迎えた24年の正月では、甚大な被害に被災者の気持ちは落ち込み、放射線で自宅に戻れない心配が続き、心労が重なる状況だった。
「同じ福島県民として何かできないか」と、同社が貢献の視点に挙げたのは[1]高齢者の人々が多い[2]不便な仮説住宅に住む苦労-など。
協力企業からアイデアを募ったところ、ちょうど年の暮れだったこともあり、正月の景観に欠かせない「門松」はどうかとの提案があり、その案を採用した。
さっそく県内の植木生産者に注文し、完成した門松をトラックに積み込み、県内各地域の仮設住宅を訪れて運搬・設置に取り組んだ。
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高さ180cm、重さ約50kgの門松 |
人不足のため、同社役員が率先して陣頭指揮を執ったが、正月前に1日も早く設置しなければ-との焦りの気持ちもあり、初めて向かう仮設住宅への道に迷うこともたびたび。
訪れたのは、被災した住民が避難する応急仮設住宅で、相馬市、南相馬市、いわき市、会津美里町、大玉村、三春町、郡山市、会津若松市、二本松市、本宮市、福島市、桑折町、新地町、川内村の各地区。現地での作業は延べ5日間を費やした。
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笑顔で記念撮影する仮設住宅の住民 |
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設置後にそれぞれの場所で撮影した記念写真には、笑顔の住民の姿が写っている。正月が明けた現在、同社には、仮設住宅の住民から御礼の手紙や年賀状が届いており、文面に喜びや感謝の言葉が並んでいる。
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内堀副知事に目録を手渡す 社長 |
これに先立ち県庁で行った門松の贈呈式では、 社長が内堀副知事に目録を手渡した。 |
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