2012
ソフトボール大会を主催
青少年の健全育成を支援


福島県建設業協会郡山支部
(TEL 024-922-1853)
 福島県建設業協会郡山支部(佐藤彰宏支部長)は毎年、郡山市スポーツ少年団ソフトボール連絡協議会とともに、「春風杯争奪郡山市スポーツ少年団ソフトボール春季大会」を主催している。春先に行われるこの大会は、同地区の年度初めの大会であり、冬場の練習の成果が試されるほか、年間約8回開催される大会のシードを決めるうえでも重要な大会と位置付けされている。
 平成25年度は、26チームが参加した。開会式及び組み合わせ抽選会では佐藤支部長が挨拶に立ち、日頃の練習の成果を思う存分発揮できるよう激励した。



 佐藤支部長は、学生時代の野球経験から、地元小学校チームのコーチを務めていることもあり、伝統的に強いチーム、少子化の影響によりチーム編成が出来ず数校の混成チームでの参加を余儀なくされているチームなど、市内のソフトボールスポーツ少年団の実情を熟知している。平成23年度は、原発事故の影響で屋外活動が制限され、春風杯をはじめとする各種大会は中止となった。ソフトボールの技術どころか運動量減少による基礎体力の低下が心配された中、比較的放射線量が低いとされる湖南地区での定期戦開催など、子ども達の夢やこれまでの練習成果を無駄にしないよう関係者が尽力した。除染が進み、現在では当たり前のように行われている練習や大会も、建設業者の支えが大きい。県建設業協会郡山支部長、こおりやま建設協会代表理事として郡山の復興の中枢を担う佐藤支部長は、放射線被曝を心配する地元チームの保護者に対して、除染によりグラウンドが安全に使用できるようになったことを、作業内容、線量データをもとに詳しく説明し、理解増進に努めた。「建設業者が協力しているのか、くらいに保護者に思ってもらえればそれでいい」と佐藤支部長は言う。純粋に青少年の健全育成を願って協賛を続ける。プレーする子ども達の元気な声が最高の見返りだ。

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