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会津若松市の十日市に「どぼくカフェ」を初出店
住民とのふれあいを通して建設業の魅力を発信
会津若松市 福島県建設業協会青年部若松方部会
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400年を超える会津地方最大の初市を利用して、建設業界のイメージアップを図ろうと会津地区の若手建設マンが立ち上がった。県建設業協会青年部若松方部会(成田幸男部会長)は、平成26年1月10日に開かれた会津若松市の冬の風物詩・十日市に「どぼくカフェ」を初出店した。新潟・福島豪雨災害の復旧復興パネル写真やビデオを上映、建設業に係る様々な話題や活動内容を紹介したほか、来店した高校生らと意見交換した。店内には会員企業が新分野進出で取り組んでいる「ラスク」や「イチゴ」のほか「会津木綿」など地元特産品の販売コーナーも設けるなど多彩な内容で、地元住民とのふれあいを通して建設業の魅力を発信した。
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初出店したどぼくカフェと店内 |
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県建設業協会若松・宮下両支部、県建設業協会青年部事業広報委員会、会津若松市建設業組合の後援で開催した。東日本大震災や新潟・福島豪雨災害で、昼夜を問わずライフラインの確保など復旧作業に取り組んだ建設業の存在感は高まっているが、若手技術者の育成や若者の入職促進などの課題は解決されていない。公共事業を通して地域社会の安全安心と雇用確保に貢献している地元建設業の役割などを広くPRしたいと企画したもので、前年秋口から出店準備を進めた。
十日市は毎年15万人超が訪れる会津地方の伝統行事。市内中心部の神明通りや大町通りを中心に約400店舗の店が並ぶ。どぼくカフェは、大町通り沿いの大町1丁目地内にあるカネマンパーキング内貸店舗を利用。東日本大震災や新潟・福島豪雨災の復旧復興工事のパネル写真、県宮下土木事務所が宮下地区建設業協同組合の除雪作業の奮闘ぶりを映像化した「雪に挑む」のビデオを上映。来店者へのアンケート調査のほか青年部員が来場した地元高校生らと建設業の魅力や将来のインフラ整備について意見交換した。
休憩コーナーではラスクをデザートに付けたオリジナルコーヒーや甘酒を販売。三島町産イチゴ、昭和村産えごまドレッシング、会津木綿の小物類、民芸品の張子など会員企業の新分野進出商品や地元特産品などの販売コーナーも設けた。先着で重機キーホルダーやホッカイロ、会員企業の新分野進出商品で奥会津の間伐材を利用した箸も贈呈した。
青年部員は入谷康之(入谷建設工業)、三瓶貴裕(共立土建)、須藤研二(武田土建工業)、田中誠二郎(田中建設工業)、成田幸男(成田木材建設)、佐藤秀勝(丸秀組)、上野清範(マルト建設)、星貴英(会津土建)、堀井祐次(堀井建設)、佐久間秀夫(佐久間建設工業)、滝沢康成(山十建設)、長谷川貴宏(大和建設工業)の各氏で、元青年部員の小野太成氏(東北土木)、金子保彦(金子建設)がアドバイザー兼コーディネーターを務めたほか県建設業協会青年部員も県内各地から応援に駆けつけ、店内での接客や案内係として運営に協力した。
成田部会長=写真=は「今回は初めての出店ですべて手探り状態だったが、多くの人たちの協力でなんとか成功できた。建設業界を正しく理解してもらうには住民とのふれあいが大切だと思う。わたしたち若手が先頭に立って建設業界の魅力を伝え若者の入職促進につなげたい。会津発のどぼくカフェを全県下にも広げていきたい」と意気込みを見せている。
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