2014
青少年の純粋な気持ちを応援
ソフトボール大会を主催


猪苗代町 県建設業協会猪苗代支部
(TEL 0242-62-2429)
 県建設業協会猪苗代支部(渡部泰夫支部長、加盟5社)は、猪苗代町ソフトボール協会(鈴木栄太郎会長)とともに「支部長杯ソフトボール大会」を主催し、未来を担う青少年の健全な育成を支援している。

熱戦を繰り広げる少年たち
熱戦を繰り広げる少年たち


 同町はもともとソフトボールに熱心で、建設企業が主催する大会や町民球技大会など、年間20回以上の大会が開かれている。特にスポーツ少年団の監督や保護者の情熱が強く、それに比例してソフトボールのレベルも高くなっている。
 少子化の中、学校の適正配置などで将来は小学校の統合も避けては通れなくなっているが、同支部では各地区の少年たちを応援する目的で、平成25年10月に第1回支部長杯を開催。自身も野球経験のある渡部支部長はあいさつで「皆さんをいつも応援しています。東日本大震災では皆さんも大変でした。あまり報道されていませんでしたが、私たち建設業も沿岸部への応援、物資の輸送などに出動しました」と建設業が果たしている一端を紹介した。
 大会運営を支える一人で、同支部の東條泰治氏は「春先に大会を開けば、前年からの少年らの成長が確認できる。秋に開けば、来年への準備につながる」と語る。あくまでもスポーツ少年団を主体とし、裏方として子どもたちのプレーを見守っている。

花で来町者をおもてなし
 同支部は、30年近くにわたり町を花で彩る活動も続けている。年間を通し観光、合宿などで交流人口の多い猪苗代町で始めたこの小さな取り組みは、現在ではさまざまな団体などにも波及。同様にフラワーポットに花を植えて飾るようになり、春から夏にかけて、町内各所で色とりどりの花が人々を迎えてくれる。
 地域貢献の一環として始め、支部の技術者らで構成する白鳥会(安部雄哉会長)が中心となり毎年6月、ほぼ一日がかりで作業する。平成26年6月には、町内のこども園、公共施設、駅などに、ベゴニア、サルビア、マリーゴールドの苗約730本を植えた82個のフラワーポットを並べた。渡部支部長は「建設業のソフトな一面」と捉えている。

フラワーポットへの苗植え作業
フラワーポットへの苗植え作業


 長年の取り組みを事務局として支える五十嵐由美子さんは、町内で定着してきている活動について「過去には、香川県で開かれたみどりの愛護のつどい全国大会で表彰をいただきました」と振り返る。
 同町と隣接の磐梯町、北塩原村の3町村では、磐梯山チャレンジパークと銘打ち、同地区を「合宿の郷」としてPRし、交流人口のさらなる拡大につなげようとしている。訪れた人の心を和ます同支部等の活動は、こうした取り組みを側面支援することになりそうだ。

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