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子どもたちに農園を開放
作物を育てる楽しさ、収穫の喜びを体験
会津若松市 (株)弓田建設
(TEL 0242-32-0311)
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弓田建設(会津若松市、弓田八平社長)は、地域の子どもたちに「作物を育てる楽しさ、収穫する喜びを感じてもらおう」と、会津若松市立神指小学校と第六中学校の児童生徒を対象に農園を開放し、作付けから収穫、販売までの体験型ボランティア活動を始めた。
平成26年、創業35周年事業として取り組みを開始した。会津若松市神指町で遊休化した農地20アールに「あいづ子ども夢農園」を開設。同社がJAなど関係者に実施目的を熱心に伝え、弓田社長が代表を務める警備のボランティア組織・会津葵隊と学校との信頼関係もあり、構想が実現した。
5月の1回目の作業には第六中の1年生約50人が参加し、じゃがいもを植え付け。神指小の児童もさつまいもを作付けし、その後、定期的に児童生徒が農園を訪れ、草むしりに汗を流すとともに、生育状況を確認した。
夏から秋は待望の収穫期。自ら育てた作物を収穫する喜びを味わった。収穫した作物は、中学生も参加し、近接する会津若松市水道部などで販売され、売上金は両校の学校図書購入に結び付けた。
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1回目の作業をスタートした第六中生徒(左)と 収穫の喜びを味わった神指小児童 |
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「作業体験の中で、児童生徒が何かの手ごたえを感じ、各自の感性を引き出すことができれば、実施目的のほとんどが達成できたようなものです」と同社。子どもたちには感謝の気持ちも芽生えている。収穫後の10月、両校から弓田社長に感謝状が贈られた。企業の取り組みが児童生徒の心に伝わり、各自の成長につながっている。
作業の安全性確保、学校や農業関係者との協議、社員の役割分担など時間的、金銭的な負担も伴うが、同社は「原則10年はこの事業を継続し、地域社会のために貢献できれば」と話している。
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