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建設現場の安全を支える

RST福島 RST須賀川

「企業経営を崩壊させる労働災害」を許すな!
■RSTトレーナーとは…
 安全衛生に関する知識や教育手法を習得したスペシャリスト。厚生労働省の委託を受けた中央労働災害防止協会が認定する個人資格で、現場監督者などに対する安全衛生教育を指導する講座である「RST講座」を修了した者が取得する。労働安全衛生法では、「職長は現場の作業員に対して安全衛生教育を行う義務がある」ことを定めており、RSTトレーナーはその職長や現場監督に対する安全衛生教育を実施する。
 労働災害による企業経営のダメージは計り知れないものがあり、労働安全衛生の第一線で活躍するRSTトレーナーの役割は大きく、今後の飛躍が期待されている。
■組織
RST福島
 平成11年10月に県北地区の元請建設業者77社が、建設産業における労働災害を撲滅するべく自主的に結集して発足した。現在は(社)福島県建設業協会の福島支部・伊達支部・二本松支部会員を中心に電気、機械など設備業者も含め96社(平成14年1月現在)が加入している。
 労働災害は∋企業経営を崩壊させる∈の理念のもと、施工現場の安全パトロールやRSTトレーナー研修会、職長教育、安全講話など現場の目線に立った安全衛生指導をボランティアで行っている。また、公共工事における官民一体となった安全衛生管理体制の確立を目指して活発な取り組みを展開しており、管内の労働災害発生件数は減少傾向にある。
富田健治会長 【役員】
▽会長=富田健治(佐藤工業(株)安全管理部長)
▽副会長=渡邊義孝(多田建設(株)安全課長)、渡辺賢一((株)野地組安全管理部長)
▽監事=安藤正文((株)安藤組取締役技術部長)

▽幹事=佐藤義弘((株)小野工業所管理課)、近藤直((株)近藤組代表取締役常務)

【事務局】
(社)福島労働基準協会内(福島市大町4番4号東邦ビル2F TEL 024-522-4834)



RST須賀川

 平成12年11月に(社)福島県建設業協会の須賀川支部・石川支部会員企業33社で設立。施工現場の安全パトロールや研修会を中心に活動を展開しており、昨年2月には「うつくしま未来博」の大規模建設現場で安全パトロールを行って、現場代理人との意見交換を通して効果的な安全対策に成果をあげた。
 「作業員とのコミュニケーション」をモットーとしている。昨年5月には会員企業に対して「安全管理に関する実態調査」を実施し、管内建設業者における安全意識や管理体制を把握するとともに、こうした調査を踏まえて建設現場に立つ一人ひとりの安全意識を徹底させるため積極的に活動している。

柳田政弘会長 【役員】
▽会長=柳田政弘(三柏工業(株)建築部長)
▽副会長=緑川一男((株)福産建設専務)、有馬恒男((株)星野組営業部長)
▽幹事=関根正夫(水谷工業(株)工事部長)
▽監事=関根弘幸((株)関根組専務)

【事務局】
(社)須賀川労働基準協会内(須賀川市旭町227-1 TEL 0248-75-0244

■活動内容
▽労働基準協会主催の職長教育における講師派遣
▽福島県をはじめ公共工事の発注機関が実施する安全パトロールにおける現場での指導
▽RSTトレーナー研修会(安全パトロール研修、勉強会)
▽企業に対する安全講話による啓蒙・啓発活動
平成11年12月10日に行われた発電所建設工事における労働基準監督署との合同パトロールではRST福島の役員6人が安全対策を指導した
■活動実績
▽安全衛生に関する提出書類の統一化
▽安全啓発用ポスターの作成
▽「第60回全国産業安全衛生大会2001in東京」における安全への取り組み事例発表(富田健治RST福島)
富田RST会長が「安全意識の改革」をテーマに第60回全国産業安全衛生大会2001in東京に出席(平成13年10月19日東京・芝公園abc会館ホール)
■参考
・建設業労働災害防止協会福島県支部(佐藤勝三支部長)における最近の取り組み
 「安全衛生情報FAXサービス」を平成13年10月1日から、県内約7,000社の建設業許可登録業者を対象に開始した。労働安全対策に関する最新情報を2カ月に1回の割合で定期配信している。
 また、地方では初めて建設現場における適正な安全確保を目的とした「職長・安全衛生責任者教育」の講座を平成13年度に県内4地区で開催し、実行性のある安全衛生管理の進め方について理解を深めた。
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