ふくしま建女会

建女会の設立経緯・概要

 建設業界では、国内の就労人口の減少に伴う入職者の減少や、労働者の高齢化により、働き手が減少していくことが危惧されております。そのため女性にも数多く入職して頂く必要性が高まるとともに、女性が就職先として選びやすい業界を構築しなければなりません。
 このような状況の中、女性の観点から建設業界のPRや将来の担い手確保などの課題解決に向け、平成30年6月20日、当協会の女性部会として「ふくしま建女会」が発足しました。
 建女会は、女性が安心して入職し、働き続けられる、そして男女とも活躍できる職場環境の構築を目指しており、当協会会員企業の女性経営者や女性技術者で組織し活動を行っております。
代表 横山眞由美(横山建設工業(株))

主な活動内容

①広報活動

 広報活動の一環として、建女会幹事でロゴマークを考案し、ロゴ入りのクリアファイルとジャンパーを作成しました。併せて建女会のこれまでの活動内容をまとめたリーフレットも作成し、関係各所に配布することにより、建設業界での女性活躍の状況をPRしております。
 また、福島県建設業協会ポータルサイト「建設CHANNEL」や福島県女性活躍応援ポータルサイト「キラっ人☆ふくしま」などの取材にも応じて、積極的に活動内容等を発信しております。

活動内容紹介チラシのダウンロード

②ふくしま“けんせつ・どぼく女子”座談会

 県内の建設関係学科で学んでいる女子高校生と、建女会の幹事等が座談会形式で懇談する事業に協力しております。
 座談会では、建設業の魅力ややりがい、仕事の楽しさを伝えるとともに、女子高校生が建設業への就職を考える上で抱える悩みや疑問などの不安を解消するため意見を交わしました。その結果、女子高校生が建設業界に就職した割合が、徐々にではありますが増加しており、事業の効果が現れております。

③女性環境パトロール体験

 福島県建設業協会相馬支部が主催の「女性環境パトロール」に建女会も参加し、女性の目線で工事現場の安全や衛生、環境などの管理状況をチェックしました。
 参加した建女会幹事からは、他社の工事現場の見学やパトロール後の講評会での意見交換は有意義で、今後の現場環境の改善や整理整頓に活かすことができ、よい体験ができたとの意見が寄せられました。

④危険体感実技研修

 当協会の会員企業(二本松市:菅野建設工業(株))に設置されている「危険体感実技センター」において、高所からの墜落・転落やVR(仮想現実)映像での土砂崩壊・足場からの墜落など建設業の三大災害を中心に、工事現場に潜む危険について体験しました。
 この体験により、更なる現場での安全管理を学び、改めて重要性を認識しました。

 ふくしま建女会では、今後も広報活動、女子座談会、女性環境パトロールを継続して実施する予定です。
 また、建女会の事業の大きな目的の一つでもあるメンバーの交流と、建女会の自主的な活動の幅を広げ、女性が安心して働き続けられ、男女ともに活躍できる建設業界を創れるよう活動を行って参ります。